自分の使うブローカーや口座についてはしっかり比較検討するのが大事。
入出金に関しては絶対条件で、その次にトレード条件。
目に見えるスプレッドはもちろん、スリッページやストップレベル、手数料も加味して自分に合うところを使いましょう。
えっと…
すごく既視感のある始まりなんだけどセリフ使い回してますよね?
静かにしろ。
以前はAxiを使うにあたってThreeTraderと比較したけど、今回はTradingview を使うにあたって同じように検証してみたからその報告ってことね。
代弁ありがとうございます。
はじめに
今回の検証は先行してnoteの方でリアルタイムで記事にしていました。
サイトに記載するのはザックリとした概要ですが、より詳しい取引内容の考察やmyfxbookのリンクなどが気になる方はnoteの方を見ていただければと思います。
ThreeTraderとTradeview
ブローカーのライセンスだとか、所在地だとか、取り扱いペア数だとか、そういうのは適当にググったり下記の記事を見て下さい()
出たよ、いつもの手抜きが…
繰り返しになりますが、詳しく説明してる人は沢山いるし、自分が書くとしてもその焼き増しになるから時間の無駄だし…
そんなわけで今回も手数料、スプレッドについてなど、簡単に記載しておきます。
スプレッド
なるべく同じタイミングでスクショしたかったのでMT4とMT5でスクショ。
静止画だと判断難しいけど大体同じくらいのスプレッド。
ただ、ポンド系はThreeTraderの方が安定して狭い印象で、これは実際EAを回した後の結果もそうでした。
取引手数料
ThreeTraderは400円/Lot、Tradeviewは250円/Lot
一見すると圧倒的にTradeviewが優位。
しかしながら、ThreeTraderはキャッシュバックサイト経由で開設するとキャッシュバックが、そしてトレードに応じてThreeTraderポイントが付くのでそこがどれほどアドバンテージになるか。
スキャ系EAだと手数料を乗せた上でブレークイーブンとするものもあるから、その場合は手数料が少ないとプラスに働くことがありそうだね。
一方でキャッシュバックで回収するというロジックのものもあるので、それがないとなるとガチンコのトレード利益の追求とならざるを得ないよね。
心理的にも負けてもキャッシュバックで少し損失が抑えられるという場合もあるから、それをどう考えるかだよね。
すみません、飼い猫のキャラ守ってもらっていいですか?
スワップポイント
いざ比較してみて気付いた盲点だったんだけど、スワップポイントが思ったより大きな差となる結果に…
とりあえずドル円のスワップを比較として載せてみます。
一目瞭然なんだけど、Tradeviewは明らかにスワップポイントが大きいです。
これは他の通貨ペアにおいても同様ですが、ドル円のスワップロングは実に4倍くらいの開きがあり、ロールオーバーする場合は無視できない数値。
FXplusさんの記事にもTradeviewのスワップに関しての記事があるので載せておきます。
プラススワップが大きいということは、つまりはマイナスも大きいってことだよね。
ドル円ならロングオンリーの設定にすればいいかもしれないけど、ショートをもつ場合は真綿で首を締められるような思いをしそうだね。
保有時間が長いロジックだとポジション方向によって大きく差がつきそうだし、朝スキャなんかのロールオーバーありきのロジックだと影響は無視できなさそうだね。
すみません、飼い猫のキャラ守ってもらっていいですか?
今回用いた比較方法
証拠金
15万円
検証期間
2023/08/22~
稼働EA
ブレイク系、プライスアクション系、3すくみ系、朝スキャ系 etc.
ロットは固定ロットとし、それぞれのEAのバックテスト結果からDDが一定以内に収まるロットを設定
今回、同じEAを使うためにMT4で揃えた他、アノマリー系は除外しました。
また、Axiの時は複利設定としたのですが今回はロットを固定にして比較を行いました。
稼働VPS
ThreeTrader | Tradeview |
---|---|
FXVM NYエクイニクスサーバー | FXVM LDエクイニクスサーバー |
それぞれレイテンシーの影響が排除できるようにサーバーがあるところのVPSとしました。
TradeviewはMT5はNYサーバーなのですが、今回はMT4なのでLDサーバーです。
FXVMについては下記に記事を書いてるので気になる方はどうぞ。
結果
早速ですが、まずは結果から!
今回の検証においていくつかEAの挙動がおかしいケースがあり、それを外した結果を掲載します。
全てのデータはnoteに記載してある他、myfxbookも見れるようにしております。
最終的な結果は両方マイナス。
途中まで+30%くらいだったのだけど、9/11の週に朝スキャ系が損切りの嵐でキレイにマイ転しました…
朝スキャ系は同じタイミングで損した人が多かったようで、悲鳴がTLに流れていたよね。
せっかくなので、途中の調子がよかった時の画像をこの場で供養しておきます。
キャッシュバックとポイント
期間中のキャッシュバックは976円、ThreeTraderポイントは205.2ポイントでした。
170ポイントで10ドルだから、トータルで2,300円分くらいThreeTraderがプラスαがある感じだね。
考察
スプレッドとスリッページ
とりあえずMT4のスクショを載せてみます。
それぞれのチャート画面の左上にスリッページやスプレッドについてのデータが記載されています。
見づらすぎませんかね…
自分でも見づらすぎてビックリしています()
なので簡単にまとめますが、今回の比較結果においては、スプレッドもスリッページもThreeTraderの方が若干優位でした。
ただ、ThreeTraderの方が最大スプレッドは大きいケースがあったりなので、正直どっこいどっこい。
こうして見ると、ThreeTraderは一時期酷いスリッページが話題だったけどそこまででもないね。
そうだね。ユーロ円に関してはポジティブスリッページもあるしかなり改善してるように思う。
下記ツイートのような発信もしていて改善に取り組んだ結果なのかなとは思っています。
一方でTradeviewはちょいちょい滑っていて、特にポンド系のスリッページがあまりよくないなって感想。
ブローカー側には伝えているので今後に期待です。
とはいえ、スリッページは必ず起こり得るもので、スリッページが全くないのは逆に怪しむべきなんだけどね。
ブレイクアウトEAの結果比較
なんで毎回ブレイクアウト比較するん?
一番注文が集中しやすく、ブローカー間でのエントリータイミングも基本的に同じ。
スリッページや成績を比較する上で分かりやすいからです。
このケースではTradeviewの方がスリッページが少なく、トレールの入り方にもよると思うけど獲得pipsも大きく違いました。
朝スキャとスワップポイント
ロールオーバーが基本ある朝スキャについても考察。
朝のスプレッド(GMT2においては夜のスプレッド)はThreeTraderの方が安定していることが多く、結果もThreeTraderの方が大きく上回りました。
前述の通り、スワップポイントも大きく影響。
ポジション方向にもよるとは思いますが、ThreeTraderに比べてTradeviewはスワップを2倍以上払う結果でした。
ナンピン系みたいな平均保有期間が長いロジックの場合もスワップについては考えなきゃいけないね。
週末持ち越しリスクやスワップ、ドカンが大きいことが多いから個人的には朝スキャはニガテ。
まとめ
今回の比較では大きな差はつかなかったものの、Tradeviewは十分選択肢となり得るブローカーであると思いました。
低コスト口座が使えることでスキャ系ロジックなど、今まで他で使えずお蔵入りとなっていたものが日の目を見る機会もあるかなと思います。
Tradeviewは取引手数料の段階で40%お安いのは大きいよね。
あと、TradeviewにはプラットフォームとしてThreeTraderにはないMT5やcTraderがあるのもいいよねって感じ。
おまけ
ThreeTraderとTradeview、同じタイミングでBitwallet出金したところ、Tradeviewは即日、ThreeTraderは2日後に着金しました。
ThreeTraderは口座からなかなか抜けないのが玉に瑕。