SNSでお金を貸したら大惨事!失敗した体験から学んだ教訓とは?

  • URLをコピーしました!

悪しき前例になりそうなのと、自分の愚かしさを公表するのと同義でしたのでこの記事を書くことはとても悩みました。

ただ、

「SNSの怖さ」

「お金の大切さ」

「お金を貸してほしいと頼まれる側のつらさ」

その他諸々、誰かのためになるかもしれないと思い、チラ裏的に書き残しておきます。

気分を害する人もいるかと思いますので、読むにしても自己責任でお願いします。

また、このケースで自分は思った以上に疲弊しました(というより、このブログをまとめる過程で自分の愚かさに悲しくなった)
今後は同様の事例は全てシャットアウトします!(決意)

Table of Contents

はじめに

長い文章になるので、先に結論を伝えておきます。

個人間融資はトラブルの元でしかありません。
軽い気持ちで個人間で貸し借りをしては絶対ダメです。

ましてやSNSでなんてゼッタイダメ!ダメゼッタイ!

当たり前のことですが、改めて認識して欲しいです。

この後読み進めると「お前が言うな!」となると思いますが、痛感した自分だからこそ言えることがあると思っています。

結論から言うと今回のケースは99%詐欺だったと思います。
理由は後ほど。

コロッケさんの金言

今回の事情をある程度知っていたコロッケさんのツイートを引用しておきます。

助けてあげたい気持ちがあってのことでしたが、結局自分は助けてはいなかったんだなと思った次第です(多分全部ウソだったし)

では、本題です。

始まりは一通のDM

フォロー外の方から、ある日一通のDMがありました。

諸事情からフォロー外の方からのDMを受ける必要があるので、僕はDMをオープンにしています。
スパムDMは毎日のように来るので日常茶飯事ですし、その他世間話から何からで1日に20通くらいDMが溜まっていることもしばしば。

思い返すとなぜこんな飛沫アカウントからのDMに返信したのか、そしてまともに対応したのかは分からないのですが、その時は何となく放っておいてはいけない気がしました。

金の無心DMや借金依頼DMは山のように来るのですが、要求する金額が今まで来たDMと比してあまりに過小だったからかもしれません。

思い返すと非常に愚かしいのですが、家庭の事情から幼い頃祖父母に育てられた身として、祖母と貧困に苦しんでいる若者に変な感情移入をしてしまったのです。

日頃から謎にプレゼントキャンペーンをやったりしていることもあり、ネット上のやり取りに関して変な耐性が付いてしまっていたこともあると思います。

お願いをされたのは500円でしたが、それでは若者とそのお祖母様が満足に食べられないかもしれないと思い5,000円を指定された口座に振り込みました。

繰り返しになりますが、今思っても完全にどうかしていたと思います。

非常に感謝され、「あぁ、よかったな」なんて思いながら、この件については終わりのはずでした。

借金の依頼

上述のやり取りで終わるはずだったのですが、その感謝とともにこのようなDMが来ました。

長いのでまとめると、

  • コロナのせいで仕事ができずにお金がなく、家賃も光熱費も払えなくてライフラインが全て止まる。
  • 傷病手当は申請している。祖母の年金もあるし、それらが入れば返済できるからお金を貸して欲しい。
  • 生活保護申請はしたが役所に蹴られた。

これは大変です()
特にお祖母様の方は高齢でしょうし、気温が落ちてきている状態で住む場所を失ってしまっては命の危機です。

「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」というワードが脳裏をよぎったものの、一度乗りかかった船ですし、身分証などを確認した上でとりあえず面倒を見ることにしました。

フット・イン・ザ・ドア・テクニックとは、交渉や依頼の場面で、本命の要求を通すために、まず簡単な要求からスタートし、段階的に要求レベルを上げる方法。人間心理を利用した交渉テクニックの1つ。

https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-11943.html

銀行の名義人と運転免許証が一致したことや住所も確かだったのを確認し、最悪法的に何とかできるかと思った節もあります。

「お金を借りる時、人は平気で嘘をつく」

今まで何人かにやられてきた僕が言うのでこれはガチです。
このケースについても、ギャンブルでお金を失ったのを別の理由にしている可能性があるかなと感じました。

そこで大家さんに直接払うことを提案したのです。

結論から言うと、「大家さんは第三者からお金を受け取らない」みたいな謎理論でこれは叶いませんでした。
なんか見返してたらだんだん腹が立ってきました。

そして何やら誤字ってますね。地獄を見だって…

繰り返しますがどうかしていたと思います。
人助けをして自分の価値を確かめたかったのかもしれません。

繰り返される要求

食べ物も何とかなった、住む場所もとりあえず何とかなった。
あとは彼がちゃんと仕事なりをして再起してお金を返してくれれば、きっかけは歪だったけどいい人助けをしたんだ。

こんな風に思っていたところ、またDMが来ました。
きちんと時系列でまとめようと思いましたが、無駄な時間であることに気付いたのでそれっぽいところをピックアップします。

簡単に言うと奨学金を滞納し続けた結果、全ての財産が差し押さえになるということでした。
挙げ句の果てに、返済するための仕事をするために携帯料金まで払わせようとしているわけです。

もう呆れるばかりなのですが、ここで注目すべきは僕のこの親切な対応です。
暇じゃないんだぞと声を大にして言いたい。

ここで、

「寸借詐欺」

今度はこんなワードが脳裏をよぎりました。

それにしても、家賃は滞納する、奨学金は滞納する、スマホの通信費は滞納する…
挙げ句祖母が入院の欲張りセットです。

「嘘を付くにしてももっとまともな嘘があるだろ…舐めてんのか?」

と、さすがの僕も怒りを感じずにはいられませんでした。

ちなみにですが、この記事を書いている今現在までに本人と祖母と合わせて5回程度入院しています。

もう病院に住め。

気付いた頃には…

500円のお願いで始まったこのやり取りは、いつの間にか総額55万円の金銭のやり取りになっていたのです。

冷静に振り返り、客観的に見るとどうみても騙されているのですが、高齢のお祖母様がいたとすると心が痛くなったのです。

お金を貸すたびにその金額が必要だと分かるエビデンス、そして本当にその用途に使ったエビデンスを要求しました。

奨学金であれば滞納した奨学金がいくらであるか分かる書類、そして本当に貸したお金がその用途に使用された振込履歴などです。

こうしてこの記事を書いている現在においてもそれは提出されていません。

突然の音信不通

振込を行い、奨学金を払ったエビデンスを要求したものの、振込された確認連絡を含め一切の返信がなくなりました。
電話を何回かけてもコールするだけで一切出ず。

「やられた…」

これが最初に思い浮かんだ感想だと言いたいところですが、実際は、

「やっぱりな」

でした。要求の頻度や取って付けたような理由に怪しさしか感じませんでしたのである程度想定はできていました。

が、正直ものすごくショックでした。

すぐさまDMにてこのような連絡をしました。

いわゆる最後通告です。

2つの可能性

完全に騙されて嵌め込まれたと認識しつつも、どこか人を信じたい自分がいました。

そして、一つの懸念が生じました。

「騙されたのではなく、事件事故があり連絡ができないのではないか?」

直近のやり取りにおいて「死にたい」「祖母と心中」のような希死念慮が垣間見えており、最悪な事態になっている可能性もあります。

  • 「単純に騙された可能性」
  • 「最悪の事態に陥っており無理心中を図った可能性」

この2つの可能性から、この事態を想定していたこともあり奨学金の債権者及び弁護士、そして警察に連絡をしました。

相手の氏名及び住所、ここまでの経緯や通報(相談?)に至った経緯などを事細かに伝えました。

安否確認はもちろんですが、もし全てが金銭を詐取するための詐欺事件だった場合、これらの記録を残しておいてもらうためです。

とんでもない理由

最初の通報から6時間程度経過した頃、自分の地元の警察署から連絡が来ました。

安否確認の内容ですが、

「親族以外には教えられない」

でした。その回答の時点で最悪の事態ではなかったんだろうなと察せた気もしますが、まずは無事らしいことを確認し、上述の通り記録を残しておいてもらうこととしました。

その更に数時間後、このようなDMが来ました。

これが真実だとしたらあまりにもマヌケだし、嘘だとしたらあまりにも舐めている。

そもそも仕事をするためにスマホを止められるのが困ると通信費を借入したのではないのか?

とんでもない怒りの感情が湧き上がったのは事実ですが、こういう人もいるのかもしれないとグッと我慢をしました。

「もし全てが嘘で、最終的に裏切ったら本当に許さないからな…」という復讐心とともに。

騙せるヤツはとことん騙せ的な

返済が全くないまま、2023年となりました。

スマホをなくしてマンガ喫茶からしか連絡を取れないようなので、まともなレスポンスもないままに時間だけが過ぎ、気付けば3ヶ月経過していました。

あまり書きたくありませんが、年末にお祖母様と食べてとカニとみかんを免許証の住所に送っています。
底なしにアホなのですが、「ここまでの善意を裏切れるなら裏切ってみやがれ」という気持ちがありました。

そんな折、TwitterにDMが来ました。

まともに返済もできていないのに、さらに金の無心です。
さすがの僕も「もうこいつはどうしようもないな…」と思い、次の一手の準備を始めるのでした。

東証ラブストーリー 主題歌:バッドエンドは突然に

(いつになったら返ってくるだろうか…いい加減疲れたな…)

そんな風に思いつつも辛抱強く待っていたある日のこと、ふと相手の本名をググってみたくなりました。

(「(貸した相手の本名) 居住県」で検索っと…えっ?

検索のトップに自分が書いたのではないかと疑いたくなるような書き込みがヒットしました。
スクショはやめておきますが、個人名や生年月日、住所が記載された上で被害の書き込みがありました。

「貸してから返済日の前の日から、完全にブロック。確信犯。祖母が入院した等の嘘。」

このように記載されていました。
世の中には色々なサイトがありますね。

そんなわけで、今まで疑いながらも信じたかった自分の心が割れる音が聞こえました。
3ヶ月程度に及ぶ一悶着が突然、バッドエンドという形で幕を下ろしたのです。

一方でどこかスッキリした気持ちもありました。

「よかった…苦しんでいる若者とお祖母様はいなかったんだ…」

自分の貸したお金によって辛い思いをしている人が助かるのが一番でしたが、その日食べるものにも困っている人がそもそもいなかったのであれば、それはそれでよかったのかもしれません。

また、全て実話だった場合でも、貸したお金や送ったカニやみかんはきっとお祖母様のためになったことだと思っています。

自分の気持ちの置所を見つけた折、コロッケさんが志村けんさんに関する記事を教えてくれました。

志村けんが売れない若手芸人に1千万円差し出す「娘が病気で300万円が必要なんです」

ここまで大きな人にはなれそうにもありませんが、器の大きい人間になりたいものです。

って思ったものの、これは後輩だから美談になりえますが、僕の場合は相手がよく分からない人なので美談になりそうにありません(鬱)

お金を借りるということ

DMやLINEなどでお金を貸してほしいというお願いは正直めちゃくちゃ来ます。

お願いする方は電話でもなく文字でお願いができ、手当たり次第気軽に送っているのかもしれません。

しかし、その向こうには普通に人がいて、お願いされた方もとても苦しいのを認識してほしいと思います。

断る際に何とも言えない罪悪感に苦しむことを分かっていないんだと思います。

お金は貸した瞬間借りた側が優位になります。
個人間なら特にです。

どうしてもお金が借りる必要がある場合はきちんとしたところで借りるべきであって、個人間で借りようとする時点でまともじゃないです。

貧すれば鈍するのでそうなってしまう気持ちは分かるのですが、どう転んでも不幸になると思います。

今回安くない勉強代になりましたが、お金について改めて考えるいい契機になったと思っています。
僕のこの情けない実体験が、これを読んでくれた人の人生の糧に少しでもなればと願います。

こっちゃん

そんなこと言いながら10万円でドル円100ロットとか、無茶苦茶お金を粗末にするトレードしてるよね。

ぶるすなさん

静かにしろ。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
Table of Contents