
以前からあるMyfxbookですが、ここ最近インフルエンサーの言及などもあり、最近特にTwitter上でその文字を見るようになりました。
今回はそんな巷で話題のMyfxbookについての記事です。

それってあなたの感想ですよね?

自分も以前から登録しててたまーにリンク出したり消したりしてたのですが、改めて調べると登録方法にも種類があり、すごく簡単なやり方があるのだなと新たな気付きがありましたので、すでにMyfxbookをご存知の方も是非どうぞ。
ちなみにアカウントに久しぶりにログインしたらなんかいくつか残ってたけど、何のときのやつだったかは忘れてしまいました(老)


-94.17%が割とインパクトあるね。大損乙。

静かにしてください。塩かけるぞ。
Myfxbookって?信頼性は?

さて、Myfxbookの利用方法などを説明する前にMyfxbookとは何ぞや、というところから始めたいと思います。
Myfxbook は、イスラエル法人 Myfxbook Ltd. が2009年から運営する、MT4/MT5の取引履歴を自動で集計・解析できる無料のWebツールのことです。
トップページが下記のような画面なのですが、一見すると広告だらけでめちゃくちゃ怪しい気持ちになるように思います(最初自分はそうでした)


昨今は証券口座アカウントが乗っ取り被害だとかもありますので、金融系は特に慎重になる必要があると思います。
そのリスクをアセスメントした上で利用することが大事なので、とりあえずMyfxbookについて信頼性を考えてみたいと思います。
なお、Myfxbookについて説明している記事ですが、Myfxbook利用を推奨する記事ではありませんので各自で判断して使ってください。
読み取り専用の仕組み
- 「Auto Update(閲覧専用パスワード)」方式は、取引口座へ書き込み権限を持たずにデータを取得。
- EA方式も、MT4/MT5からMyfxbookへデータ送信するだけで、口座操作は一切できない。
スポンサー表記と独立性
- サイト上で「Sponsored by Pepperstone」などのアフィリエイト/広告収益モデルを採用。
- しかし、解析ロジックやランキング表示はユーザー提供データを自動処理しているため、スポンサー企業によるデータ改変は技術的に排除。
検証機能で透明性を担保
- 取引実績検証:閲覧専用パスワードで正当な口座データを取得
- 取引権限検証:ダミー注文に「Authorization password」を入力し、口座所有者の公開意志を証明
グローバルな信頼基盤
- 複数国のFXブローカーとアフィリエイト契約を結び、世界中のトレーダーがデータを共有。
- オーストラリア規制のPepperstoneなど、多くの主要ブローカーと提携し、客観的指標としての利用実績が豊富。

で、結局どういうことなんですか?

情報を詐取するような怪しいサイトではないけど、それでもMetaTraderの口座番号などは必要なので、自分で判断して利用しましょう。

結局他人任せかい!
Myfxbookでトレードの見える化を始める方法

信頼性について説明したところで、Myfxbookの説明と登録方法の説明に移ります。
Myfxbookは MT4 / MT5 の取引履歴を自動で集計し、勝率・ドローダウン・利益推移などを豊富な統計グラフで可視化できるツールです。
会員登録はメール認証だけで完了し、口座連携は「Auto Update」「EA」「Publisher(FTP)」の 3 方式から選択可能。
そんなわけでMyfxbookの始め方をスクショを出しながら説明します!
1. 会員登録手順(約 3 分)

まずはMyfxbookにアカウントを作成するところから開始します。
下記ステップに従って実施すればすぐに作成可能です。
大体3分くらいです!


Google検索などで検索してアクセスして英語ページにアクセスしてしまった場合はPCの場合右上の国旗マークをクリックして「日本語」を選択すると日本語化することができます。



登録ボタンをクリックするとこのような画面が出るので、ユーザー名 / メールアドレス / パスワード / キャプチャを入力し、利用規約に同意。
その後メールが届くので、メールに届いたリンクをクリックしてアカウントを有効化すれば完了!

なんか最後のほう適当じゃない?

すでに登録済なのでちょっと面倒になっちゃって…
ブローカー口座を連携する方法;3 つの連携方式の比較

アカウント作成が完了したら次はブローカー口座をリンクしてMyfxbookの利用を開始します。
ブローカー口座を連携する方法はいくつかありますが無料で使う方法は3つ!
まずはそれぞれの違いについて説明します。
方式 | 更新頻度 | 設定の手軽さ | 取得データの詳細度 | 追加ソフト | 向いている人 |
---|---|---|---|---|---|
Auto Update | 数時間ごと | ★★★(最簡単) | ★★☆ | 不要 | 設定を手早く済ませたい初心者 |
EA(エキスパート) | ほぼリアルタイム | ★☆☆(手順多め) | ★★★ | 必要(EAインストール) | リアルタイム更新や詳細分析が必要な上級者 |
Publisher (FTP) | 指定間隔 | ★★☆ | ★★☆ | 不要 | FTP環境が整っている人 |

自分はこの記事を書くまでずっと“Auto Update”方式を利用していましたが、EA利用口座の場合は圧倒的にEA方式が楽ちんでしたのでそれをオススメします!
Myfxbook口座連携、各方式の設定手順

ここからは各方式での設定手順を説明していきます。
全部説明しようと思いましたが、Publisher (FTP)方式はよく分からんし誰が使うねんって感じなので面倒だしやめます。

ちゃんとしろ!!
Auto Update 方式

まずは自分が以前までずっとやっていたAuto Update方式から説明します。
ポイントは2つ。
ポイント
- MT4/MT5にEAやプラグインを追加する必要なし
- サーバー側での自動取得なので、PCやVPSを停止してもデータ欠損が起きにくい

この方法は特に何かをインストールする必要なくできるので、裁量トレーダーにはオススメの方法です。
以下手順を説明します。
Myfxbook にログインし、画面右上の「ユーザー名」→「設定」→「アカウント」→「アカウントの追加」





アカウントナンバーは口座番号のこと、投資家パスワードは閲覧専用パスワードのことです。
間違っても取引パスワードを入れないように注意してください!!

手順としては以上です。
初めて口座連携するときは違うかもしれないとココまで書いて思ったけど、まあそこは自分でなんとかしてくれ。

これのどこがユーザーフレンドリーなサイトなんです?
EA 方式

続いてEA方式を説明したいと思います。
EAを利用している口座をリンクさせたい場合はこちらが楽ちんです。
EA方式のポイントは2つ。
ポイント
- リアルタイム性が高く、注文別の詳細データ取得が可能
- MT4/MT5が落ちるとデータ送信も止まるため、安定稼働環境が望ましい



実行するとこのような画面が出ます。
英語アレルギーの方のために翻訳すると、
「ここにMT5のショートカットや実行ファイルをドラッグアンドドロップすればええで。自分で参照から選択することもできるで。」
と書いてあります。なので、使っているブローカーのMT5のショートカットをドラッグアンドドロップしましょう。

なんで関西弁なんだろう…

チャートを表示させてMyfxbook EAを貼り付けるだけなのですが、EAを使ったことがない人はおそらくここが一番ハードルが高いと思います。
まあとりあえずMetaTraderを起動してチャート出してExpertフォルダからMyfxbook EAを貼り付けてドンや。

不親切にもほどがあるだろ!!


このとき、「ツール」→「オプション」→「エキスパートアドバイザー」で自動売買やDLL使用を許可していないと失敗するので気をつけてください。
成功するとMetaTraderは下記のような画面になり、Myfxbookでも口座に関する情報が表示されます。



これでMyfxbookに自分のFX口座をリンクすることができました。
成功するとMyfxbookに通知が来ます。
EA方式でリンクすると口座名が自分の口座番号になってしまうので、もし公開したい場合は設定で名前を変えるようにしましょう!
Myfxbookのポートフォリオを公開する方法

自分用にトレードの見える化をするだけならこれでOKなのですが、EAをアピールする目的や、自分のようにブローカー比較の記事を書く場合に広く公開したいケースがある場合はもうひと作業が必要です。
こちらが今回新しくリンクをした口座のリンクですが、連携しただけで設定をしないと自分以外の人には下記のような画面しか見ることができません。


設定がプライベートモードになっているために、自分以外にはリンク先のページが表示されないようになっています。
そんなわけでここからは公開設定をする方法について説明します。
Myfxbookを公開する設定方法

少し回りくどくなりますが、順を追って説明します。
まず、Myfxbookに連携した口座を公開するためには、連携した口座ページの設定を変更する必要があります。
設定は下記のように右上にありますのでそこをクリックします。


今回変更するのは「設定」→「許可」の部分ですが、口座を連携したての場合、下記のようにグレーアウトしてオープンにすることができません。
ここに記載のあるように“完全な検証”とやらをしなければなりません。

完全な検証のやり方(Verification)

Myfxbookで口座を公開するには、Track Record(取引履歴認証)とTrading Privileges(取引権限認証)の両方を事前に完了させる必要があります 。
一度やれば簡単なのですが、最初はこれが何やればいいのかさっぱり分からずイラッとする気がしますので、スクショをつけながら説明します。



この部分が説明がいまいちで分かりづらいのですが、やることは単純で、ここに表示される閲覧専用パスワードと自分の口座の閲覧専用パスワードを合致させればOKです。
Myfxbook的には、この作業によってユーザーが本当にその口座を“閲覧”もしくは“取引”できる立場にあるかを確認し、不正な成績公開を防いでいます。
MetaTraderから変更する場合は、口座番号のところで右クリックしてパスワード変更をすればOK!
exnessのようにパーソナルエリアから変更できるようなケースもありますので、やりやすい方で対応しましょう。
やることさえ分かっていれば簡単だと思います。


ブローカーのパスワード変更が完了したらVerify My Accountをクリック。
きちんと対応できていれば下記のような画面が出て認証が完了します。


この後ページを更新すると下記の画面のようにグレーアウトが外れ公開可能な設定をすることができます。
何を公開するかはそれぞれの用途によると思いますので、あとはお好みで。
これで完了です。

Myfxbookについてのまとめ
- Myfxbook は 無料かつ強力 な FXトレード分析ツール
- 3 つの方式から自分の運用環境・ニーズに合わせて選択できる
- 公開設定と検証機能で 透明性 を確保し、信頼感を向上
- 初心者は手軽な Auto Update、上級者は詳細な EA 方式 を、FTP 環境があれば Publisher 方式を推奨

ここ最近の流れとして、トレードの先生やEAを売りたい人は成績の公開がエビデンスとしてもはや必須のようになってきています。
本当に自信があれば、スキルやEAを買う側も売る側も透明性があり文句を言われる余地をなくすという点においてMyfxbookというツールの活用はいい選択肢だと思います。

確かに買おうと思っているEAのフォワードがあるかどうかは買う上ではすごく大事な要素だよね。

いくら自己責任の世界だと言っても、そのEAが実際にどのように運用されていてどんな成績か知った上で買うのはすごく安心感があるからね。
Myfxbookについてのよくある質問(FAQ)
サービス利用に料金はかかりますか?
Myfxbookは完全無料で利用できます。運営側は広告表示(アフィリエイト)によって収益を得ており、ユーザーからの月額料金や手数料は一切発生しません(ただし課金要素はあり)
何口座まで登録できますか?制限はありますか?
登録可能な取引口座の数に制限はありません。必要なだけいくつでもご自身のポートフォリオに追加して分析できます。
データの更新頻度はどれくらいですか?
Auto Update方式:サーバー側で定期的に2~4時間ごとに口座データを取得。
EA方式:MT4/MT5上のEAが5分〜数分ごと(Markets Open時)にリアルタイム近くでデータを送信。
Publisher(FTP)方式:FTPへHTMLをアップロードする間隔を自分で設定でき、用途に応じた更新頻度が選択可能。
Myfxbookのモバイルアプリはありますか?
Myfxbook公式の「Myfxbook」単体アプリは提供されていません。
ただし、Marketlog – Portfolio Tracker、Forex Calendar, Market & Newsなど、Myfxbookグループが開発する複数のモバイルアプリがGoogle PlayおよびApp Storeで利用可能。
プライバシー・セキュリティは大丈夫ですか?
通信はSSL/TLSで暗号化され、データはサーバー上でも暗号化して保存されます。
個人情報へのアクセスは読み取り専用パスワード(Investor Password)を用いるため、第三者による口座操作は物理的に不可能です。
万が一不正利用が疑われる場合は、サポートページからご連絡いただけます。
APIは提供されていますか?
はい、MyfxbookはREST APIを提供しており、XML/JSON形式で口座データをプログラムから取得できます。
セッションは非期限型で、一度ログインすると明示的にログアウトするまで有効です。
HTTPS通信を推奨しており、トランザクションや履歴、統計データなどを自由に取り出せます。
どの接続方式を選ぶべきですか?
初心者・手軽派:Auto Update方式は口座情報の入力だけで始められ、MT4/MT5側に何も追加不要です。
リアルタイム重視派:EA方式は5分以下の更新間隔で詳細データを送信しますが、プラットフォームの安定稼働環境が必要です。
FTP環境あり:Publisher方式はEA不要で標準機能のみ利用でき、FTPサーバーの管理が得意な方に向いています。
成績の改ざん防止策はありますか?
取引権限(Trading Privileges)認証で、生成された認証パスワードをMT4/MT5の「閲覧専用パスワード」として設定し、口座所有者による公開承認を証明します。
取引履歴(Track Record)認証では、Investor Passwordを正しく更新し、ブローカーの実際の履歴との一致を保証します。
これら両方を完了すると、第三者による成績改ざんや不正公開を技術的に排除できます。
トラブル時のサポートは?
まずはHelpやFAQページ内の該当トピックを参照してください。
解決しない場合は、Contact Supportフォームから詳細を送信すると、サポートチームが順次対応します。